日記

2020-06-25

ファッション学生だった頃から私はメンズ服が好きで、体に合わないのにメンズのSサイズをよく着ていた。なんで女性サイズのメンズ服がないのか、あるいは、なんで私はメンズ服をジャストサイズで着られないのか(大柄に生まれなかったのか)、はたまた、なんで私はメンズじゃないのか、ということを考え続けて悶々としていた。

例えばレディースのシャツは丈が短かったりウエストが微妙にシェイプされていたり変なダーツが入っていたり袖がすこし細かったり短かったりした。ベーシックでユニセックスなデザインのものでも女性の体の凹凸に合わせてアレンジが施されているものがほとんどで、平板な体型(当時は…ですけど)の私にはただただ余計なものだった。

メンズ服をそのままサイズダウンさせたようなレディース服はないものかとずっと思っていた。私がそういうものを作る人になればよかったんだろうけど、そんなエネルギーもなくファッションに背を向けた。

いまtwitterのタイムラインに流れてきた無印良品の「性別のない服をつくりました」というのを見て、無印お前もようやくか…という気がしている。

無印のレディース服はメンズ服を小さくしたような顔をして、やっぱり女性の体型に合うようなアレンジが施されていた。それこそが企業努力だろうとも思うのだが、見た感じメンズと同じデザインだし着心地もいいんだろうなと思って着てみると違和感がかなりあって、私個人としては正直好きではなかった。

性別のない服。まあユニセックスなブランドでそういう服はすでにあっただろうけど、もっと一般的なメーカーがボーダレスな服をどんどん作ってほしいと思う。

そんな服が多く出回るようになったら、私もまた着るのが楽しくなるかもしれない。

武器

2020-06-16

武器を持たず丸腰で戦場には向かえないように、カメラがなくては写真を撮ることができません。

武器、壊れました。

小さくて軽くて便利で、常に持ち歩いていて使用頻度が最も高かったミラーレス機が壊れました。

一度、背面液晶の不具合で修理に出していて、その後もばんばん使っていたのでまあ寿命だと思います。ショット数確認したら75000ぐらい行っちゃってたし。買ったのいつだったかなあ、3年前かな。えっ3年?? 3年でぶっ壊れるカメラってありますかね。(確認したら2年前だった……)いやいや、これはもう私の使い方が悪い。酷使しすぎ。そんなに高級なものでもなかったから、まあ持った方でしょう。むしろ感謝したいことばかりだよ。

(どうでもいいけど、どうしてこう私は「日記」なのに読者に語りかけてしまうんだろうか。若い頃からやってきた悪い癖が抜けないんだなあ。まあいいけど)

それでまあ、新しいの買うか〜。と思っている次第なんですが、次もミラーレスかというと、いやレフ機に戻るっしょ、という気分が高まっていて、自分でもなぜかはわからないんだけど、より大変な方を選びたい気がしていて、まあレフ機っつったってデジタル一眼だから難しくも不便でもないんだけど、重いとかデカイとかデータがデカイとかは多少あるけど、なんならもう新しめのやつならどれ買ったっていいわけですよ。

小ささや軽さや便利さと引き換えに私が手に入れようとしているのは、「ちゃんと」「しっかりと」「真正面から」撮れる道具、ということ。ただパシャパシャ撮るのではなく、弾をこめ、目的に向かって照準を合わせ、放ち、正確に撃ち抜く。そのための武器を手に入れたいのだ。

って書きながら初めて知ったわ。なんか照れるわ。

道具が姿勢を変えることもあることは知っているけれど、私は先に自分の姿勢を正してから見合う道具(武器)を選びたいと思っていて。なんかテキトーにやることに飽きてしまったんですね。

大げさにするつもりはないけど、もっと、一生をかけてやっていくことがあってもいいんじゃないかと。

私ってけっこうナメられることがあるんです。それって突っ込みどころが多いからだと思うんですね。危うさとか頼りなさって、いい年の大人が持っていていいもんじゃないんだよね。変な人につけこまれたり利用されたりする。要するに私には「武器」がないんです。武器を持たない人間にちょっかいを出しても反撃されないことを知っている卑怯なクズどもが私をナメくさって嘲笑してくる。そういうのもううんざりだなって。うんざりなんだよ。

何の話だっけ。

武器、吟味して、今の自分に最強のやつ買います。んで、撃ち抜きます。

私は死んだりしない。いつかあなたを超えます。

日記

2020-06-10

最近行き出して、すっかり気に入ってしまった場所がある。そこで撮った写真が(自分で言うのも何だが)なかなか良いのである。

以前からそうだったのか、今このご時世だからそうなのかはわからないが、とにかく人がだ〜れもいない。(鳥はいる)これは助かる。私は人がストレスになってしまうので、1日のうちわずかな時間でも完全に一人になれなければバランスが保てないのだ。(私が結婚や同居やシェアハウスやゲストハウスにつくづく向いていないことがわかる)

東京にも行けないとなれば地元を撮るしかないわけで、仕事をしている平日は必然的に自分の町か隣町ぐらいの移動に限られる。どこを向いても田舎、田舎、大自然、田舎。通行人はじーちゃんばーちゃん。でっかい山、広い海。それらが撮り放題であるにもかかわらず、牧歌的な風景やきれいなだけの風景を私が撮ってもなぁ…と少し斜に構えてバカにしていた。

バカは私の方だった。

見渡すかぎりの大自然を汝、侮るなかれ。

なんていうの、なんていうの?「うわ、すげぇ」ぐらいしか言葉にならないんだよ。ピキーンと背筋に電流が走る。んで、撮るけど、写真にもならない。違う、こんなんじゃないんだけど!ってなる。だからもう背面液晶で確認なんかするのやめた。押されるまま押す。撮ろうとすら思うな。生意気だ。畏れろ。お前は小さい。小さくて目立たないただの部品だ。

なんならちょっと、鳥にも「おじゃまします」というような気持ちで歩いている。夏場は人が増えたりするんだろうか。やだな。勝手だな。でもずっとこの場所をひとり占めしていたい。時間貸しでもいいや。お金払うよ。誰に言ってんの。今日は飲酒の日じゃないよ。

ということでした。写真はまあ明日載せようかSNSにでも。

わさおが死んでしまった。

かわいいやつだった。

ざっとさがして出てきた写真を貼ってみる。2012年撮影。

わろとるで。

😭

日記

2020-06-02

どんな発言をしているか、何に賛同しているか、誰をフォローしているか、どんなことをリツイートしているか。

みたいなことで人を判断してはいけないんだろうけど、判断してしまう自分がいる。それで、全く相容れない思想の持ち主が私のツイートに「いいね」などするのが、私にはよくわからないのだった。

身近にも私と考えが真逆で極端な思想の人はいる。会社にもいる。その人が休憩所のテーブルにSAPIOやHanadaを置いていく気持ちが私にはわからない。その人はふつうに「いい人」である。でも、その内側に極端な思想を持ち、韓国人や中国人を心底嫌っているのだとしたら、私はその人と深く付き合おうとは思えない。なんで武漢ウイルスって言うの? どうして誰かのせいにしなければ気が済まないのか。

いろんな人がいる。いろんな型がある。私も色々なものの寄せ集めでできている。右も左も関係なく寄せ集めているハイブリッド型の人もいるだろう。私だってどちらかに振り切った人間ではないし、そもそもどちらかに振らなければいけないという考えこそが分断や争いを生むのだと思っている。

お前はどっちなんだ? 非国民だ!

いつの時代?

黒人が未だに差別されているのも、本当に人間が愚かすぎて信じられない。いつまでやっているんだろう。何年やってるんですか。これから先もこんなこと続けるんですか。

私も、差別的な人を差別しているのかもしれない。頭が悪くて血も涙もない冷酷非道な人間だと。そういう人にも家族があり立場があり世間的には「いい人」ですらあって、私はその人についてどう思えばいいのかがわからなくて、頭が混乱して辛くなってしまう。

でもやっぱり、「愛」の有無で私は決めたい。愛があるか。目に嘘はないか。口元は歪んでいないか。言葉の端々にトゲがないか。表面的でないあたたかさをちゃんと感じる方を選びたい。と言うからには、自分もあたたかくあらねばらならない。

去年、「2020年どんな年になるかな」と想像した時、なんかこう不透明な絵の具で塗りつぶしたみたいに、風が通ってないっていうか、灰色の粘土みたいなのがぎゅうぎゅうにつまってる感じで、ほんとに先が見えなかった。

6月に東京にも行こうとしてたんだけど、どういうわけか予定を組む気になれず、「なんでこうも気持ちが乗らないんだろう?」と不思議だった。そうこうしているうちに新型コロナの感染が拡がって「なるほど」とは思ったものの、この先まだまだ大変だろうなあという感覚がある。

クリーンで軽やかな、今とはまったくレベルの違う新しい世界が来ることは感じているけれど、それは2~3年後なんかじゃなく、もっとずっと遠いということはわかる。私はその世界に住んでいるだろうか。ぼんやりしていたら振り落とされてしまう。今いる地点から遠く離れて今を眺めてみると、「これは序章なのだ」という気がしてくる。新しい世界への入り口のはじっこ。

スピってますか

こういう話が当たり前になる時代が来ると思う。別に恐れなくていい。ただこれは削ぎ落としただけだから。本質はずっとこうだったんだから。

しんどいからSNSあんま見たくないよね。明日は飲酒デーだから(水曜日に決めた)それだけを楽しみにして寝ることにする。アディオス。

日記未満

2020-06-02

えらそうに講釈垂れてるおじさんの写真見てみたけど全然おもしろくなかった。うまいのかもしれないけど、全然おもしろくなかった。

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