武器

2020-06-16

武器を持たず丸腰で戦場には向かえないように、カメラがなくては写真を撮ることができません。

武器、壊れました。

小さくて軽くて便利で、常に持ち歩いていて使用頻度が最も高かったミラーレス機が壊れました。

一度、背面液晶の不具合で修理に出していて、その後もばんばん使っていたのでまあ寿命だと思います。ショット数確認したら75000ぐらい行っちゃってたし。買ったのいつだったかなあ、3年前かな。えっ3年?? 3年でぶっ壊れるカメラってありますかね。(確認したら2年前だった……)いやいや、これはもう私の使い方が悪い。酷使しすぎ。そんなに高級なものでもなかったから、まあ持った方でしょう。むしろ感謝したいことばかりだよ。

(どうでもいいけど、どうしてこう私は「日記」なのに読者に語りかけてしまうんだろうか。若い頃からやってきた悪い癖が抜けないんだなあ。まあいいけど)

それでまあ、新しいの買うか〜。と思っている次第なんですが、次もミラーレスかというと、いやレフ機に戻るっしょ、という気分が高まっていて、自分でもなぜかはわからないんだけど、より大変な方を選びたい気がしていて、まあレフ機っつったってデジタル一眼だから難しくも不便でもないんだけど、重いとかデカイとかデータがデカイとかは多少あるけど、なんならもう新しめのやつならどれ買ったっていいわけですよ。

小ささや軽さや便利さと引き換えに私が手に入れようとしているのは、「ちゃんと」「しっかりと」「真正面から」撮れる道具、ということ。ただパシャパシャ撮るのではなく、弾をこめ、目的に向かって照準を合わせ、放ち、正確に撃ち抜く。そのための武器を手に入れたいのだ。

って書きながら初めて知ったわ。なんか照れるわ。

道具が姿勢を変えることもあることは知っているけれど、私は先に自分の姿勢を正してから見合う道具(武器)を選びたいと思っていて。なんかテキトーにやることに飽きてしまったんですね。

大げさにするつもりはないけど、もっと、一生をかけてやっていくことがあってもいいんじゃないかと。

私ってけっこうナメられることがあるんです。それって突っ込みどころが多いからだと思うんですね。危うさとか頼りなさって、いい年の大人が持っていていいもんじゃないんだよね。変な人につけこまれたり利用されたりする。要するに私には「武器」がないんです。武器を持たない人間にちょっかいを出しても反撃されないことを知っている卑怯なクズどもが私をナメくさって嘲笑してくる。そういうのもううんざりだなって。うんざりなんだよ。

何の話だっけ。

武器、吟味して、今の自分に最強のやつ買います。んで、撃ち抜きます。

私は死んだりしない。いつかあなたを超えます。