本を買わせて

2020-03-23

最近、鳴り物入りでオープンした書店へ行ってみた。期待したら裏切られるぞ、とわかっているので「ちょっと偵察にきました」みたいな雰囲気を漂わせながらも、オープンしてすぐに足を運ぶということは私も少しは期待していたのだと思う。

トータルで「まあいいんじゃないですか〜?(鼻ほじ)」と言うつもりはない。そんなことを言うつもりで行ったんじゃない。こちとら、ちゃんと買う気満々で臨んでいるのだ。なのに結局私が買ったのは本と全く関係のないお菓子だけだ。それが何を意味するのか。「欲しいと思える本がなかった」のである。私は、他の書店でも買える本については「あって当然」と思っているので、あって当然の本が並んでいるのは当然のことだから評価しない。見せ方にも特に変わったところはなかった。最初はこんなものだろうけれど、つまらない。「ほかでは置いてないのにこの書店だけにはある!」という点を評価したいのに、スタバのコーヒーが飲めるとか座れるところがたくさんあるとかキッズスペースがあるとかそういことじゃないんだよなあ。だってそれオプションじゃん。本屋は本をしっかりしてくれ。「おしゃれっぽくて中身がない」は私が一番嫌いなやつだぞ!

何をこんなにムカついているかというと、私がもっともお金を落としたがっているジャンル、写真集やアート本が雀の涙ほどしかなかったからである。「えっ、えっ、写真集これだけ?? 嘘でしょ? しかもなんか写真家のセレクト偏ってるし、必要最低限ですらない。ひどい」 どこででも買えるはずの写真雑誌すら置いてなく(発売直後なのに、もう売り切れなのだろうか…)すっかり絶望し、トボトボと帰ってきた。

ここは、買う気のない人が暇つぶしと雰囲気を味わうために、スタバのコーヒー片手に話題本を冷やかし見るための店だ。と思いました。駐車場も嫌いだし、もういいかな。まあ、あと2~3回は様子を見てやるけど。(何様〜〜☝️)

※私は悪口を書く時、店名を書きませんので、各自推測してください。
※書店も変化・成長(または衰退)する生き物ですので静かに見守っていきたいと思っています。(ふたたび何様〜〜☝️)

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放出

2020-03-01

ご無沙汰しております。

というわけで、写真だけをひたすらワーっとのっけていくTumblrを立ち上げました。

写真は好きだし撮ってるんですけど、たかがSNSに上げる写真ですら選ぶのに難儀するし、昨年ベルクで展示をさせてもらった時も写真のセレクトが一番大変で、ゼミの先生の力がなければあんな風にまとめられなかったと思います。人の写真だとわかるんですけどねえ。

たとえばtwitterって画像4枚まで貼れるじゃないですか、そこでもう組写真のように提示できちゃうわけで、けっこうなトレーニングになるなあと思ってるんですけど、これがなかなか難しい。正解ってあるようでないから果てしなく組める。自分の中で「カチッ」となったら送信!て感じにしてるけど、いつも自信はない。自分のことは棚に上げて、写真クラスタの人たちの4枚を見て「なんでこれを4枚目に持ってきたんだよ〜、もったいない!」なんて思うこともしばしば。

言いたいことが迷子になってきましたが…

完成度の高いものだけを見せるなんてことが私にはできないわけで(だってまったく完成してないんだし)、いいも悪いも自己判断だけでウンウンするのをやめよう、大放出してみよう、と思いました。一枚で勝負できる写真なんて無いし、組むことも難しいならどんどん撮ってどんどん放出する。私自身も、自分の写真だけがたっぷりたまったページを見て、量から立ち上ってくる自分のエネルギーがどんなものなのか、何を発しているのかを第三者的な目で見たい、という気持ちがありました。

たぶん多くの人には「?」な写真だと思います。よく言われます。時期も場所もさまざまです。飲食店や施設以外は特にクレジットやキャプションを入れていません。なぜこれを撮ったのか、自分でわからないものもあります。そもそも私は自分のことが一番わかっていません。わかる人がいたら教えてほしいです。漏れ出てしまうものから何か手がかりがつかめるかもしれません。身近な人にすら私は知られていない可能性があります。少なくとも親は私のことを何も知らないと思います。長い付き合いの友人にもよくわからない人だと思われているかもしれません。私は出し方を知らなかったからです。

出さないといけない。と思いました。出し方などどうでもよい。ほかの出し方も模索しておりますが、とりあえず今ネットではTumblrのページで。
ほぼ毎日更新していて、すでに470枚ほどの写真がアップされております。

こんな感じ。
ぜひ見てみてください。

FU-SHI-GI