siretto

2019-02-27

モヤモヤする名称を目にしてしまった。
なんで某所と同じ文字列使うかなあ。
知らなかったと言うなら意識低いしリサーチ不足、
知ってたとしたら何しれっとパクってんのかと思う。
どういうつもりなんだろ。

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有楽町ビルヂングで逢いましょう

2019-02-24

乗り換えのために有楽町でいったん電車を降りて「有楽町か…」と思い、乗り換えのホームには向かわず私は出口を出てしまいました。
久しぶりに有楽町ビルヂングのタイルと階段を見ようと思ったのです。

健在。いやあ、素晴らしいよね。

 

私がこのビルを知ったきっかけは、雑誌『ELLE DECO』でした。その時たまたまコモエスタ八重樫さんがモダンな建築を紹介する特集「MOD EAST」というのをやっていて、そこに有楽町ビル1Fの喫茶店「ストーン」が載っていたのです。

これが現在のストーン。(なぜかこの一枚だけフィルムで撮ったので、まぎらわしくてすみませんが2019年2月撮影です)
経年劣化により安全性が保証できなくなったとかで、剣持勇デザインによる素敵な椅子は数年前に全て別のものに変わっています。

 

ELLE DECO→AXIS→LIVING DESIGNと場所を変えながら続いた「MOD EAST」は、2004年に書籍化されました。


「BGM for MOD EAST」というCDも付いているのですが、これがまたいいんですよ。


これが当時のストーン。かっこいいですよね。見た時は本当に震えました。


石をふんだんに使った壁。床のタイルの配列にもゆらぎがあってすてき。
この店のために剣持勇がデザインしたのかと思うほど椅子がマッチしています。

東京で暮らしていた頃、ストーンには何度か行きました。実際に行くとモダンでおしゃれな人は一人も座っておらず笑、ほとんどがサラリーマン風のおじさん達でした。同伴っぽいお姉さんとおじさんの二人連れが噛み合わない会話をしていたこともあったな。

当時は看板娘ならぬ上品な看板おばあさんがせっせとお給仕していて、私はぼーっと彼女が働くのを見ながらコーヒーを飲んで、持っていた海外小説を読むでもなく開いたり閉じたりしていた記憶があります。

この空間に身を浸すのが至福だったんですよね。煙草臭くはあったけど。

 

この本、ほかの場所もとてもいいので少しご紹介。


赤坂プリンスホテル


箱根プリンスホテル


下田プリンスホテル


下田プリンスホテルのナイトスポット「サブマリン」

(なぜかプリンスホテルばかりになってしまった!笑)

 

その他、早稲田理工学部図書館、パレスサイドビル、前川國男邸、ビラビアンカ、中銀カプセルタワーなどなど良い物件ばかりです。ちなみに私の母校の旧校舎も載っています。

写真は伊藤愼一さんによるもの。どれも見事なアングルの美しい写真ばかりです。(私の偏見?ですがTOTO出版の本はお手頃なのに紙や印刷がよくてクオリティが高いと思う)

モダンなビル好き建築好きは当然所有していると思いますが、この『モッドイースト』(TOTO出版)、今見てもおすすめです。中古ですがamazonで定価よりは安く手に入るかと。

 

伊藤愼一さんが夕張を撮った写真集も良いです。欲しいな…
(このあとポチってしまった)

 

 

さて、有楽町ビルに戻りましょう。


地下のトイレのガラスブロック? これもすごいよね。

昔数回行ったベトナム料理店「サイゴン」がまだあって、なつかしかったな。味はあんまり覚えてないけど安かった記憶(なんかすいません)。


こちらは鉄道模型のお店。


万かつサンド…ごくり。


おいしい水…ごくり。

新橋とかもそうだけど、駅前のビルに漂うオッサン臭といまいち垢抜けない感じが私は大好きです。

タイルや階段やガラスブロックが前のまんまで安心しました。
いつどうなるかわからないので、今のうちにしっかりと見ておくのがいいと思います。

私は性格が悪いので、

2019-02-23

白壁を背景に『アメリカの鱒釣り』を手に持っているオシャレ写真を見て「うるせーな」と思ってしまいました。

 

 

 

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あの日の学生

2019-02-20

歌舞伎町にあるタイ国料理「バンタイ」にて学生時代の友人と。

年賀状のやりとりとSNSでつながってはいたけれど、直接会ったのは震災の年以来。その時は私のテンションがおかしくて「何が起こるかわからないから東京の友だちみんなに会わなきゃいけない!」って一日10人ぐらいに会ったりしてすごくバタバタしていたので、こうしてゆっくりご飯食べながら話すのは学生の時以来かも。

私はずっと独身で子供もいないけれど、彼女は年下のだんなさんと結婚して3人の男の子をもつお母さん(🐶🐶も)。住む土地も生活も責任も悩みの種類も違うから、話が合わなかったらどうしようかと思ってたけど、やっぱり同い年って不思議な近しさがあって、長年のブランクをほとんど感じなかったな。彼女の口から語られるほかの同級生のその後。みんな結婚して子供を産んでて、なんだか妙に感心してしまった。まあ私は私で、それを選ばなかったってだけなんだけどさ。だから身軽にどこへでも行けるんだよね。(お金はないけどさ)

ファッションの虜だった20歳の私たちは、思い思いに好きな服を着て学業はそこそこ、事あるごとにタバコ休憩を挟みながら気ままに生きていました。学校帰りは毎日安い店で飲食をしながら何を話したんだったか、あーでもないこーでもないと飽きもせずにしゃべり続けて。文化祭で私がへまをしたことやダサいところも知っているのがこの友人である。というか、当時からつながっているのは彼女ぐらいだなあ。私は卒業後、ファッションを思わせるもの全てから遠ざかった感じで。彼女は面倒見がいいから、たくさんの人と今もちゃんとつながっててえらいな。

 

色々あってもさ、生きてたら会えるんだなーって。生きてたら会えるんだよ、すごいね。
そのことが嬉しかった日のタイ料理です。

がんばろうね。

月島の きわめてよい町中華「健楽」

2019-02-19

あまり馴染みのない場所を歩いてみようと思い立ち、月島をぶらり。

ちょこちょこ写真を撮りながら歩き、ちょうどお昼どきになったので何か食べようと思い、辺りを見回してみれば当然のことながらもんじゃ焼き屋ばかりが目立ちます。

もんじゃって気分じゃないんだよなあ…しかも一人だしなあ…と考え込みながら脇道へそれてみたら、この中華屋「健楽」さんに辿りつきました。

「すごく…良さそうだ…」
ネット検索などせず、自分の嗅覚だけをたよりに入ってみました。

おお、ここは…なかなかの年季。媚びないプライドと長年常連客に愛されてきた歴史が染み込んでいる。いいなあ、好きな感じです。カウンター7席ほど、小上がり4人×2卓。カウンターに先客が3名ほどいます。私はカウンターの一番奥に座りました。おばちゃんがカメラの置き所を心配してくれる。「落ちて壊れたら大変だからね」。(安物の中古ですけど、ありがとう)

水ではなく冷たい烏龍茶が出てきました。ん、おいしい烏龍茶だな。煮出したやつかな。ずんぐりしたペットボトルに入ったものも一緒に置かれます。これを注いで飲んでいいということね。
さて。何を食べようか。まったく考えないで入ってしまいました。
しかも、この店独特の雰囲気に気圧され、メニューの情報がぜんぜん頭に入ってきません。うう、どうしよう。おばちゃんが来てしまいました「何にします?」これ以上待たせても決められそうにありません。

「えーと、あの、おすすめは…」
お、お、おすすめを聞いたーー!!!
私はこういうところでおすすめなんか絶対に聞かないのですが、自分がいま何の腹なのかも判然とせず、予備知識もなくふらりと入ってしまったこの店の得意分野が何なのかも全くわからないのです。

「ん〜、おすすめって言ってもねぇ、麺なのか炒飯なのか定食なのか…どういう気分?」
「めっ、麺がいいですね…」
「麺もねぇ、醤油もあるし塩もあるしトロっとした餡のもあるし焼きそばも…どんなのが食べたいの?」
「(うぐぐ、コレがおすすめですって言わないあたり、何でもうまいのかもしれん…)じゃあ醤油味の…(ふつうのラーメンだと芸がないかな安すぎるしうーん)、もやしそばで!」
「もやしそばね!」

エエエエエーー! もやしそば!?!?
なんで???ふだんどっか行ってもぜったい頼まないやつじゃん!!!
醤油味ったって餡だぞ!!早食いの私にアツアツの餡は大敵だぞ!!
どうした私!!!

自分でもなぜもやしそばを頼んだのかわからないまま、店内を見回しながらドキドキして待ちます。

「画像やレビューを食べログ等に載せないでください」的な注意書きが。
おおぅ、そういう感じね。写真もダメかもなあ。

しーんとした中にテレビのニュース音声とジャー、カツカツ!という鍋振りの音。
ほどなくして、来ました、もやしそば。

「 ✨(は、はわ〜〜!!)✨」
宝石箱をあけた人みたいな顔をしてしまいました。
つやっつやのキラッキラです。
もやしそばと言えども、白菜やニラ、タケノコ、人参、豚肉など具沢山でおいしそう〜。
まずはちょいとスープをいただく。醤油味と書いてあるけど色は薄めです。
「(あはは、うめぇや)」スープは鶏ガラかな。
そして麺! 中細ストレート麺。うおぉ、この麺!!麺がよぉ!!
うめぇんだよぉ!!
自家製麺って書いてある。レベル高ぇ。
野菜もシャッキシャキ。
「(正解じゃん正解じゃん大正解じゃん)」と頭の中で反復しながら食べました。

最初の一口で「うめぇ!」ってなったラーメンは最後の方でダレてくることも多いんですけど、無化調系でもないはずなのに、ここのは全く飽きませんでした。ずーっとまろやかでうまい。とは言え、あんまりがっついて最後までスープ飲み干すのもレディとしてどうなの?と思ったのでうっすら少しだけ残しました笑

おいしかった〜。
次々と入ってくる客。ほかのお客さんのレバニラもチラ見したけどおいしそうだったな。

なんかもう雰囲気的に「写真撮らせてもらっていいですか」って聞けませんでした。聞けませんでした…聞けませんでした!たぶん聞いたら撮らせてくれたとは思うんですけどね。私にもそういう時があるのです。

またすぐ行きたい!レバニラや炒飯も気になるところ。今度は写真もお願いしてみよう。

 

※私はまったく気がつかなかったのですが、店の前に亀がいるようです。笑
確かに、中に何か居そうなプラスチックのケースがありますね🐢

結び目

2019-02-15

気分がすぐれない時は丁寧に食器を洗ったりすれば落ち着いてくるんだけど、今やっていることにお金がかかることとか先々の不安とかが重くて、食器洗いぐらいじゃ全然効果がなかった。せめて早く春が来てほしい。つらい。

とツイートをしかけて、泣いた。自分がたった今打ち込んだ「つらい」という文字を見て泣いた。

 

「つらい」って言いたかったんだな。意味があるのかないのかわからない日々、寒さに耐えられなくなっていること、自分にはどうしようもできない大きな問題、まだ起こってもいない悲劇の想定や、やりたいことがちゃんとできるのかという不安、この町にいる意味、この国で大丈夫なのか、お金の心配、私はどこで何をして生きていくのがいいのか、などなど、

色んな気持ちに急かされて、糸が切れてしまった。

私のつらさを誰も完全にはわからないだろうと思う。だから私だけはわかってやる。思う存分泣かせてやるんだ。

そうしなきゃ、前なんか向けない。
切れた糸を結ぼう。結び目がいっぱいできたっていいよ、つながっていれば。

 

 

たまたまアルバム聴いてて今の気分にぴったり来た中村佳穂さんの「忘れっぽい天使」。このライブもいい。

ひとつ、ふたつ、まっぷたつ

2019-02-14

「わたしは田舎と都会に引き裂かれる運命なのだ」

とツイートして感傷に浸ろうとしたけど面白くもなんともないからやめた。

田舎と都会の狭間でまっぷたつに引き裂かれた私がそれぞれへ向かって力強く前進していっていつかどこかで合体して光になるからどうか見守ってて。