おばあちゃん、民謡、ハーベスト。 純喫茶「あすなろ」

2018-11-13

ある日の夕方。写真を撮るために鷹ノ巣駅付近をぶらついていたのですが、前から気になっていた喫茶店が開いていたので入ってみることにしました。

純喫茶「あすなろ」

入る前、窓際の席におじいさんとおばあさんが座っているのが見えたので、地元のお客さんかな?と思ったらお店の方でした。私と友人が入ると「あっ、どうぞどうぞ〜」と笑顔。ばあちゃん家に来たみたいだよ。
写真を撮ってもいいか尋ねると、おばあさんは照れながら「こんな古いとこ撮ってどうするの〜」と言うのですが、こんな素敵なとこ撮らないでどうするんですか〜。


家感の濃い一角。右にテレビがある。


とにかく安いのです。裏に、軽食メニューもいろいろ。


壁向きに古いゲーム卓が設置された席。宿題もはかどりそう。


おじいさん。さっき、切れた電球を替えてくれました。


民謡のテレビを見ています。


ナポリタンがおいしいということは知っていましたが、この日はここへ来る予定ではなく、時間と空腹具合が微妙だったので飲み物だけいただくことに。

と思ったけどプリンを頼んでみました。

てんこもり。間違ってあんみつが来たのかと思った!笑

手作りではなく市販のプリンが3つぐらい入っていて(!)、ほかに缶詰の寒天とフルーツが(!!)。おばあちゃん流のプリンアラモード。なんか可愛くて笑ってしまいました。おばあちゃんって孫のためにこういうの作ってくれそうだよね。味はそのまんまの味。市販のプリンもおいしいよね。グリコか雪印どっちだろう。懐かしくてなんか嬉しい。

コーヒーもたっぷり。ハーベストがつくよ。ひっさしぶりに食べたらゴマの香ばしさがおいしくてコーヒーに合うなあ。サービス精神というか、田舎のおばあちゃんの「いっぱい食べろ〜」という優しさでできているお店だということがわかります。ナポリタンも500円でかなり大盛りらしいんですよ。次は絶対そのためにお腹を空かせて来るんだ。


それにしても素敵だよね、このカウンター。50年くらい経っていそうだけど、今見てもかなりハイセンス。この場所でこんな美意識の高いお店をやるなんて。おばあちゃん、ハイカラな女性だったんじゃないかな。


最初、おじいさんとおばあさんが座っていた窓際の席。目覚まし時計とそろばんがある。笑
しかし秋は夜になるのが早いねえ。


味噌仕立ての鍋焼きうどんもあるからね。

テレビからは民謡が流れておりますが笑、ゆったりと時間が流れて気持ちが落ち着く。居心地は最高かもしれない。暗さもいいんだよね。

とっても気に入りました。おばあちゃん家、あすなろ。

ナポリタンいつ食べにいこうかな🍝

 

純喫茶 あすなろ
11:00〜22:00