あのとき私は宗教画だった

2021-10-12

かかりつけ医にて月1の診察。珍しく私のほかに患者がだ〜れもいない。早々に名前を呼ばれる。特に変わったこともないので「はい、いいですね」と言われて退室しようとしたのだが「あっ、ここって皮膚科も大丈夫でしたっけ、これこれこういう処置もできますか?」と聞いてみた。とっさに口をついて出たって感じだった。

「うん、できますよ」

医師は今すぐにでもやる勢いだ。心の準備が…

でもやるなら今だという気もして「お願いします」と言ってしまう。

看護師たちがバタバタと準備を急ぎ、舞台は整った。

5〜6人の看護師が私を取り囲む。そのうちの一人が私の患部にスポットライトを当てた。

医師は患部を凝視しながら神妙な面持ちで施術を開始する。

しーん

しーん

しーん

誰も何も言わない。

しーん

しーん

しーん

医師のひそやかな鼻息だけがマスクごしに聞こえる。

私を取り囲むすべての人々がその一点(患部)だけを見つめ息を呑んでいる。

ちょちょちょ!

たぶん今、宗教画っぽくなってるから〜!

最高にエモかったと思うわ。誰かに写真撮ってほしかったです、マジで。

というわけで、数ヶ月放置しておりましたこのブログ、またぽつぽつ書いていきたいと思います。正直、メンタルの調子があんまりよくなかったのだと思います。まあ普通に仕事はして普通っぽく生きてたんですけど、今までできていたことが全然できなくなったり、逆に今まで全く興味のなかったものに過剰にのめり込んでしまったり、意欲ゼロの日が続いたり、なんだかずっと悲しかったり、ちょっとしたことで泣いてしまったり。私は昔からそうなんだけど、自分の調子のおかしさに気づくのが超遅いんですよね。なんなら人に指摘されまくって一番最後に気づく、という。

あと慣れない挑戦をして気持ちがたかぶったり、めちゃくちゃ楽しいことがあった後も、逆にズドーンと落ちてしまうんですよね。調子を取り戻すのに数ヶ月かかったりする。

という、はいはい、アンタめんどくさいやつだったわそういえば、というのを思い出したので少しは操縦しやすくなったかと思います。まあ今日は異常に頭が冴えているので逆に危ないですけどね。

動かないと死ぬんで、動いていこうと思います。

「やらなきゃ」はやめにします。もっと軽くていいんだよな、「やろっかな♪」ぐらいの気持ちでやっていきたいと思います。

まあちょっと生きてみよっかな♪