十和田を歩く

2019-03-13

昨年秋ごろに十和田市を歩いた時の写真です。
ただただ写真を貼っていきたいと思います。


これいいよね

 

美術館の方に来ました。

Erwin Wurm「fat house」(2010)


Ron Mueck「Standing Woman」(2008)

十和田市現代美術館にいる大きなおばさんです。来るたびに会うので本当のおばさんみたいな親近感。

この時やっていた企画展を見たのですが、今ブログに載せるのはさすがにもう時期的にどうなの、と思いましたので写真は載せないでおきます。

 

光と影がうつくしい日であり時間帯でありました。

アーケードがレインボーなのは、大宮エリー展の時に施されたものだそうです。


トタンにキリ看(キリスト看板)が映える。


色数を抑えた案内図も美しい


文字消えてるけど、「とびだしきけん」の看板。このトラックの顔、すごくなつかしい。
女の子の太もも、どないなっとんねん


一家に一枚、貴乃花手形皿。


光があってこその写真だよ

非常に撮れ高のよい日で、もっとたくさんあるのですが、なにしろめんどくさくなってしまったので今日はこの辺で。また何かの機会にお見せできればと思います。

 

 

暗闇に光るもの

2018-12-19

小さい頃、暗闇がおそろしかった。夜、誰もいない和室をのぞくと火の玉がうごめくのが見え(るような気がし)たし、飾り棚の中の日本人形やこけしたちは闇にのまれて一斉にどこかへ消えてしまったのではないかと思えた。晩ごはんのあと、母に玄関の電気を消してきてと言われた私はタタタッと玄関まで行き、パチンとスイッチを切って、真っ暗闇になった廊下を 後ろを振り返らないように明るい居間のドアめがけて突進したりした。

ただの小さな臆病者だった私が、ある時から暗闇をまったく恐れなくなった。

30歳になるかならないかの頃だったと思う。「人は、自分の住みたい世界に住める」と突然気がつき、「幽霊など見えないし感じない」という世界を選んで生きることにした。暗闇の中に何かが見えるかもしれないことをもう恐れなくていい。私の決めた世界ではそれが見えないことになっているのだから。この世…というかあの世に幽霊や妖怪はいるかもしれないし、別にいてもいいとは思っているが、私の世界には「ない」というだけのことなのだ。もし私が闇を覗き込んでも、誰も、何も、闇の方からは私を覗き込まない。仮にあの世から覗き込まれていたとしても、私にはその姿が見えないし何も感じないのだから無いのと同じだ。

私たちはみんな、意識するとしないとにかかわらず、自分の住みたい世界に住んでいるのだと思う。

なぜ闇を恐れるのだろう。わたしたちはみんな闇から生まれ、闇の中で眠り、まばたきの一瞬一瞬に闇を感じているはずなのに。

なんてカッコつけつつも、夜の田舎での撮影は別の意味で怖い。誰一人歩いていないのも怖いが、誰かに出くわすことも怖い。こちらも怪しまれないように、用心して歩く。路地裏には立ち入らない。一か所に長くとどまらない。撮影は21時半までには切り上げる。

あちこちで粗品を差し出されるたびに「いらないなぁ…」と思うことの多い私だが、先日たまたま某所でたすき状の反射材を差し出され、「これ欲しかったんです!!」と珍しく食いついた。反射材ごときでこんなに喜ぶ人がいるだろうか。何かのついでに買われることもなく、人に外出と購買をうながすほどの力を持たないのが反射材である。そいつが向こうからやってきた、二つも。ありがたい。これで少しは暗闇で存在をアピールできるだろう。私はここにいますよ、怪しい者ではございませんよ、と。

いや、待てよ、向こうから歩いてくる通行人Aが「夜にこんなところでウロウロ撮影する人間などいない!」という世界に住んでいたとしたらどうだろう。

通行人Aが目撃するのは、暗闇の中をゆっくりと揺れながら近づいてくる真新しい二本の光るたすきかもしれない。

 

 

撮影地:五所川原市

八戸フィルム写真館

2018-06-20

4月に八戸を訪れた際、フィルムカメラで撮った写真です。
その辺で普通に買える一般的なフィルム(それもだいぶ減ったようですが)を使いました。

すでに言い尽くされていることですが「その場で見れない」ことの良さというのがありますねえ。…などと、感想がいかにも拙いのは私がフィルムカメラにあまり馴染んでこなかったからです。感覚的には「写ルンです」にハマる若い女子と何ら変わりありません。好奇心だけがあり、発展途上。と言うからには発展していきたい。まだまだ練習中ですが、見せることで上達したいのです。それにしても人物がほとんど写っていなくて我ながら驚きました。もっとぐいっと踏み込みたいな。

 

失われたスタミナを求めて

2018-06-05

私は普段、家で食べているのが麦ごはん・野菜山菜・肉魚少々・汁少々という粗食なので、たまの外食ではパンチのあるものを選びがちです。

この日の私は塩分とスタミナを欲していました。


すでにお客さんが何組か居たので店内全体は撮りませんでしたがカウンター、テーブル席、座敷席があります。


何にしようかな、セットもいいけど…


半チャー肉ニラ。
私が欲していた「塩分とスタミナ」の答えがここにありました。近所にあったら週2で通いたい町中華定番の味。おいしいです。半チャーにしては量が多め。なるとのピンクが効いていて可愛いチャーハンです。こういう頼み方はコストパフォーマンスが悪いのでおすすめはしませんが私は満足しました。(みなさんはお得なセットメニューをどうぞ)


野暮用で五所川原に来た時また寄ってみよう。

五所川原市 万福亭
11:00~14:00/18:00〜22:00
水休

弘前さくらまつり

2018-05-05

お花見の写真です。

写真を使われる加藤くん

おじいさん、そば食べる気なくてつんつんしてるだけに見える。

これ地味に怖くておすすめです。

ウキキ

アホ面もここまでくると愛おしい

たくあんじゃないから


犬とおじいさん

黒こんにゃくもいいけど、私はこれ!

嶽きみ天ぷらも食べちゃうよね〜

犬とおじいさん

人の顔を消したり上に何か貼ったりして写真を加工したくなかったのでこんな感じになりました。ソメイヨシノはほぼ散ってしまっていましたが、枝垂れや八重桜はきれいだったし色んなお店と賑わいが見られれば私はじゅうぶん満足です。
やっぱり毎年来なくちゃなあと思うし毎年来ちゃうなあ。

お久しぶりです、八戸。

2018-05-03

4月22日。実に約7年ぶりの八戸です。


いい文具店

 

はい、この日のお目当てはこちら。

八戸ブックセンターにて開催されていた、祖敷大輔「『星空の谷川俊太郎質問箱』原画展」。


(私の私物)

「ほぼ日」で募集された様々な年代の人からの質問に詩人の谷川俊太郎さんが答えた本です。
人生のベテランである谷川さんを揺さぶったり絶句させるまでの手強い質問はなかったかな?という印象ですが、思わず笑ってしまうものから大きなテーマまで65個の質問が掲載されています。そこに、質問の内容を直接あらわすのではなく、ふわっと呼応するような挿画がたっぷりと添えられていてなんとも良いのです。中にはハードな質問もあるのですが、谷川さんの言葉でまっすぐフラットに回答されていて「テレフォン人生相談」の回答者やってほしいなあと思ったり笑。全部を読もうとしなくても気になる質問のところだけ読んだり、ぱっと開いたところを読んだり。贈り物にも良いかもしれません。最後の65個目は谷川俊太郎さんからの質問です。
特設サイトがあります。

この本の絵を描いたのが私の古い友人、祖敷大輔さんなのです。その原画が八戸ブックセンターに展示されているとなれば見に行かないわけにはいきません。

 

私が本を買ってすぐ目に飛び込んできて胸をつかまれた絵の原画がこちらです。
とても爽やかで清くて強い絵だと思います。
開け放った窓みたいで気持ちがいいね。

今回、祖敷さんが奥さんと一緒に来八するとのことで、会えたらいいですね〜ぐらいな感じでほんのり約束していました。展示最終日の夕方、会場で約6年ぶりに再会。奥さんとは初めまして。一緒に行った私の友人も交えて絵を見ながら質問したりエピソードを聞いたり談笑したりと、なんだかんだで長い立ち話になってしまってどこか喫茶店か食事にでも行けばよかったなあと後で思いました。でも立ち話も楽しかったな。二人も初めての青森を満喫できたようでよかったです。

 

本八戸の一部だけですが、少し歩きました。


新橋っぽさある

ここの3階に一泊したい。

同じものを並べて眺めたい気持ちわかる。以前ラジオで祖父江慎さんもそのようなことを言っていました。


リアリティがあります。


コラボ


おばちゃんは見ていた。


旅館もいいですね。


君とよくこの店に来たものさ


パルコここにあったんだな。

ぼくドジだからお砂糖とお塩まちがえちゃうの。


トイレを借りるために入ったビル? どこだったのかよく覚えていませんが、いい階段です。

 

八戸、サクっと行きたいんですけど、高速道路があんまり好きではないため、私の町から行くとやはりちょっと遠いんですよね。行きやすい方法を模索して、また行くぜ八戸!

以前やっていたブログに八戸へ行った時の記事がありました。写真の色やテンションがおかしくて恥ずかしいですが、よかったら見てみてください。(せっかく超人気店「みなと食堂」へたまたま入ったのに何の情報も持たない過去の私が、今では誰もがそれを目当てにする名物「平目漬け丼」を食べずに中華そばを選んで満足して帰るところに思わず笑ってしまいました)

 

「ぬるい冷蔵庫」八戸の記事
※スマホだとうまく記事に飛べなかったんですけど、直しました〜!

ぎょうざテイクアウト物語

2018-05-02

4月22日。
ぎょうざを食べました。

隣の席で見知らぬお兄さんが、澄んだスープのシンプルなラーメンと焼ぎょうざ一人前を食べていました。おいしそうでした。

一人前をなぜかテイクアウトして近くの休憩所で食べることに。
包み紙がラブリーです。


かわいいですねえ。「ホワイト餃子」っぽさもありますねえ。(テレビで見たことしかないけど)


数分持ち歩いたせいか表面カリカリではなくなっていましたが、八角が効いていておいしかったです。ボリュームあるけど意外と次々いけちゃいます。部活帰りにマンガ読みながら焼き上がるのを待って、みんなで分けて食べたい感じですね。何部に入ろうかな。

 

「大門」城下店

悩めるOLの昼さんぽ

2018-04-28

OLの昼さんぽ 五所川原編。
桜が咲き始めた日でした。なんとなく気分が華やぎます。


こういう謎オブジェ欲しいな。あ、これ光ファイバーのランプか。なお欲しい。


清く正しく厳しい先生がいそうなドレメ看板。


TERRACE HOUSE


四つ葉じゃないけどわたしはしあわせよ。


ちょっと中ものぞいてみればよかったな。本物のサボがあるなら買いたい。


windows 2018

できればずっと散歩していたい。仕事に戻りたくない。散歩することが仕事になったら、私はどんなに地味な町でも必ず素敵なものや面白いものを発見してじゃんじゃん撮ってじゃんじゃん紹介するよ。それでお金がもらえたらどんなにいいだろう。誰かからもらう、っていう発想がダメなのかな。待ってるだけじゃ永遠に来ないよなあ。自分で仕組みを考えた方が早いかな。なんにも思いつかないな。四の五の言わずにパーってやっちゃえばいいのかな。いつになってもお金のことを考えるのが苦手なんだけど、そうも言ってられないよね。

好きなことを仕事にするためにはどうすればいいか考えろ考えろ考えろ。人がめんどくさがることを率先してやれ!工夫を忘れるな!とご先祖が言っている。(気がする)

OLは悩みながら五所川原市を後にした。