八戸フィルム写真館

2018-06-20

4月に八戸を訪れた際、フィルムカメラで撮った写真です。
その辺で普通に買える一般的なフィルム(それもだいぶ減ったようですが)を使いました。

すでに言い尽くされていることですが「その場で見れない」ことの良さというのがありますねえ。…などと、感想がいかにも拙いのは私がフィルムカメラにあまり馴染んでこなかったからです。感覚的には「写ルンです」にハマる若い女子と何ら変わりありません。好奇心だけがあり、発展途上。と言うからには発展していきたい。まだまだ練習中ですが、見せることで上達したいのです。それにしても人物がほとんど写っていなくて我ながら驚きました。もっとぐいっと踏み込みたいな。

 

星のヌーヨーク中欧へ行く(3)薄れゆく記憶の中で

2018-06-19

ブログを更新する余裕がなく、かなり間があいてしまいました。
気づいたら中欧旅行から1ヶ月経っており、薄れゆく記憶の中を手探りで書き進めたいと思います。

ブダペストからエステルゴムという町へ向かいます。
団体ツアー旅というと付き物なのがバス移動!

私思うんですけど、あちこち移動しながら名所をたくさん見学するよりも、温泉入ってのんびりする日を設けたりしてブダペストをたっぷり味わい尽くしたほうがよっぽど有意義なんじゃないかな〜。旅行会社的にはめったに来れない場所だからとあちこち連れ回したいのでしょうけれども。


写真は歩いて撮りたいところですが、仕方がないのでバスの中から街を撮ることに。流れる風景を撮るのはどうなのかなと思いましたが、シャッタースピードを上げればけっこうシャキッと撮れます。


いろんな窓を眺めるだけで私ゃ幸せだよ


智恵子は東京に空がないといふ。
私はハンガリーの空やたら青くね?と思ふ。


なんか徐々にこの「バス目線」が面白いかもと思い始める。相手に気づかれずにこの距離感、この高さから撮ることってあんまりないもんね。しかも動いてて。電車ほどスピード速くないから風景が流れないし街や人との距離が近いから人物もわりと撮れる。


ただ馬がいるだけなのに、うわー馬だ!馬がいる!と超興奮してしまう。ここにキムタクがいてもそこまで興奮しないと思う。いや、するか。うわーキムタクだ!意外と小っちぇー!て言うか。


一見おんなじような田舎の風景だけど、植生や建物の感じが青森とはやっぱり違うなあと感じます。


おじさんはどの国でもおじさんですねえ。私の町にもこういう白髪ヒゲでお腹がでっぷりしたおじさんがいて、「あれっ、鈴木さんかな」って思いました。

現地ガイドのお姉さんが植物好きらしくて木や花の説明が多く、それはそれでよかった。

写真には写っていませんが、あちこちで大量の白い花を咲かせていたボッザ(Bodza)について、「花と柑橘を漬け込んだものに砂糖を入れて煮てシロップにしたものをガス入りの水で割って飲むのがみんな大好き」というガイドの説明を聞きながら、ん?もしや、と思ったらやっぱりボッザというのはエルダーフラワーのことでした。(日本で言うところの西洋ニワトコ)いっぱい摘んできて、自分でシロップを作るんだって。夏の定番。


窓のところに可愛くお花を飾ってるお宅がたくさんありました。みなさんきれいにしていらっしゃる。


前回のこの旅行記で、環境美化的な目でみるとハンガリーは日本と比べると街がきれいじゃないかも、と乱暴に書いてしまったのですが、それはブダペスト中心部の話かもしれません。ここでは、まったくゴミが見当たりません。


ハンガリーの生協。関係ないけど私の初めてのバイトは生協松原店の日配係だよ。(関係ない)


歩いてたら絶対こんな風には撮らないだろうなっていう写真が撮れてなかなか新鮮です。

 


別の場所を見学したあと、エステルゴム大聖堂に来ました。外観も撮ったのですが関係者が多数写り込んでいましたので載せません。
これは床です。

エステルゴムという都市は、ハンガリー王国時代の初代国王・イシュトヴァーン1世の故郷で、かつてハンガリー王国の首都だったところ。どうでもいいことですが、現地ガイドが「イシュトヴァーン1世」と言うたび私の耳には「いしだ壱成」に聞こえてしまい、広い額に薄い前髪がかぶさったちょっと気持ち悪い顔(いしださんごめんなさい)がチラついて大変でした。


これは天井の一部です。
詳しい解説は各自おググりください。


パイプオルガン。


こういうものに感動が薄い私でも「ほほう」と思う美しい造りです。

 
床が素敵だね。


美しく神聖な場所でした。

 

お昼です。

やはりハンガリーはパプリカやトマト以外の生野菜があんまりよくないかも。葉物のサラダがおいしくない。


出ました、肉とジャガイモの組み合わせ!これはふつうにおいしかったです。奥のピクルス盛り合わせもおいしかったのですが黄色いやつ(黄色唐辛子かも)はシビれるような辛さでした。これはこれでいいアクセントになってワインには合うのかもしれない。

食事につく飲みもの問題というのがありまして、ハンガリーはワインの産地なのでワイン好きな飲んべえの人は全く問題ないのですが、私のようにお酒を飲まない者にとってソフトドリンクの選択肢ってけっこう重要だったりします。それがね〜、どこ行っても「水・コーラ・りんごかオレンジのジュース」しかないんですよ!日本だとどこにでもある烏龍茶がまず無い。うちの父なんて無理やり店員に「ジンジャエールください」って言って「ない」って言われて渋々コーラ飲んでました。私は旅の後半で「水」に行き着きました。結局、食事に合うのは水でした。(ジュースやコーラは甘くてご飯に合わない)


謎デザート。見た目がぐちゃっとしていて「あれ、私のだけ失敗しちゃったのかな?」と思いましたが、みなさんのも全部ぐちゃっとしていたのでこういうもののようです。
食べてみると、ふつうに知ってる味でわりとおいしい。スポンジ生地にたっぷりの生クリームとチョコレートをかけてぐちゃぐちゃにして時間が経ったような味でした。しかし名前はわからず謎。

同じテーブルになったおじさん二人の話が面白くて、この旅で初めて大笑いしたんですけど、なんと、詳しい内容はほとんど覚えてません!(記憶力しっかりしろ〜)

あ、一つだけ思い出しました。ハンガリーのトイレは男性用の小便器の位置がめっちゃ高いらしく、「ケンカ売ってんのかと思いましたよ〜!」とおじさんが憤慨していました。そのおじさんもけっこう長身なんですけど、「したくてもねえ、なかなか便器の高さに届かないから角度変えて上向きにしたら天井にかかっちゃいそうになって、もう!っていうのは冗談だけどね、へっへ、でもちょっとあの高さはありえないよ、ほんとバカにしてるのかと思いましたよ!」

ということなので日本人男性のみなさん、ヨーロッパ旅行へはシークレットシューズ着用、またはトイレは個室利用でどうぞ。

夜はパーティ。

 

 

うーん、おもしろハプニングが何もないな。

どうにか面白くしようとして書いてる(から長引いてしまっている)んですけど、足りない材料でおいしく調理しようとしてもなかなか難しいようです。

苦戦につぐ苦戦、どうするどうなる中欧旅行記!?
つづく!!

失われたスタミナを求めて

2018-06-05

私は普段、家で食べているのが麦ごはん・野菜山菜・肉魚少々・汁少々という粗食なので、たまの外食ではパンチのあるものを選びがちです。

この日の私は塩分とスタミナを欲していました。


すでにお客さんが何組か居たので店内全体は撮りませんでしたがカウンター、テーブル席、座敷席があります。


何にしようかな、セットもいいけど…


半チャー肉ニラ。
私が欲していた「塩分とスタミナ」の答えがここにありました。近所にあったら週2で通いたい町中華定番の味。おいしいです。半チャーにしては量が多め。なるとのピンクが効いていて可愛いチャーハンです。こういう頼み方はコストパフォーマンスが悪いのでおすすめはしませんが私は満足しました。(みなさんはお得なセットメニューをどうぞ)


野暮用で五所川原に来た時また寄ってみよう。

五所川原市 万福亭
11:00~14:00/18:00〜22:00
水休

白い躑躅

2018-06-02

「ツツジって漢字で書くとドクロみたいなんだよ」と友人は得意気に言った。
「どういうこと?」

躑躅(つつじ)
髑髏(どくろ)

「ほらね」
「ほんとだ」

 

数年後、友人は死んでしまった。

 

ツツジが咲く頃、私は得意気に言う。
「ツツジって漢字で書くとドクロみたいなんだよ」

私はまだ生きてる。