ごはんがおいしい! 高田馬場「ロマン」

2018-12-15

私はあらかじめ予定を組むのがどうも苦手で、気分で行動を決めることが多いのですが、突然呼び出しても来てくれる友達の存在はありがたいな〜としみじみ感じます。

能町みね子さんの“ミルクセーキ本” と、それをPRする動画で見てずっと来たいと思っていたのがこちら、高田馬場の「ロマン」です。来店したのは8月。ルンルンしすぎて看板などを撮り損ねてしまいました。ははは。中に入ってみると想像していたのよりも狭めかなあという印象です。

以前行った神田の「エース」の時も思いましたが、テレビや雑誌で紹介されていて「よく知ってる感」のある喫茶店って、実際に入った瞬間、あれっ小さめ!って思う現象あるあるな気がするんですけど、なんでだろ?ここは奥がゆったり広くなっています。

お腹ぺこぺこ〜。食べる気満々なセッティング。笑

サラダがきた。なんだかおいしい。

で〜ん。私が頼んだのは和風ハンバーグでした。

和風ハンバーグっていうと、おろしポン酢かなって思うじゃないですか。でもこれ全然違いました。お醤油ベースのソースで…あのー、すいません、あまり分析的に食べなかったのでわかりません!笑 でも、とてもおいしかったんです。ごはん、もりもり食べちゃいました。やや煮詰まりつつあるお味噌汁もなんか親戚ん家みたいでホッとしました。

ごはんものがおいしい喫茶店、強い。これは、ほかのフードメニューにも期待が持てますね。

食後のコーヒーと楽しいひととき。

私たちが最後だったので、ほかのお客さんがだ〜れもいない状態でこの素敵な窓とシートを撮ることができました。食堂車みたいで素敵です。よくドラマや映画のロケ地にもなっているようで、関ジャニ∞の方が座った席が聖地みたいになっているそうです。

ここは一人でくつろぐのにも良さそう。高田馬場に来ることがあったらまた寄ろう。

不運な朝に福来る!? 巴裡 小川軒の「ふくろうキャラメルサブレ」

2018-11-26

ある朝の東京。

ずっと行きたかった喫茶店「ヘッケルン」の前まで行ったら改装していて、ヒー!どんだけ(運が悪いの)〜!と思ったらそもそも第二土曜日は定休日だったというオチ…

 

しょんぼりして新橋駅方面へ戻り、新橋駅前ビルへ。

平成も終わりの年とは思えない昭和感。

 

地下の「パーラーキムラヤ」へ行ってみたら「まだだよ」と言われてしまう。(土曜日だけ朝11:00からだってさ)灯りがついていて、いかにも開店中っぽいのに…
動揺で写真もブレる。動揺で看板も「キムーヤ」になる。

 

すっかり意気消沈して1Fへ戻り、
「ははは…ここに小川軒あるの、なんかウケる」と力なく笑った私がふらふらと入店して買ったのが、


この「ふくろうキャラメルサブレ」です🦉ホウホウ
目が合ってしまいました。

ココナッツミルクパウダーを使用したサブレ生地に、蜂蜜、生クリーム、ミルク、砂糖、バニラを使用した特製キャラメルクリームがサンドされています。(巴裡 小川軒サイトより)

二週間ぐらい日持ちするので地方に持ち帰るにも手軽でいいお土産になるね。縁起物が好きな年配の方にも喜ばれそう。可愛いだけじゃなくておいしかったです。

一応ちゃんとレイズンウィッチも買ったのでした。「小川軒のレイズンウィッチ」と一口に言っても代官山店、新橋・目黒店、鎌倉店と味が違うようです。新橋・目黒店のレイズンウィッチは要冷蔵で日持ちしないんだけど宿の冷蔵庫でキンキンに冷やしてスーツケースに入れ、青森に持ち帰りました。

それを食べた母「六花亭のより軽くて好き」だってさ。

 

「巴裡 小川軒」新橋店
平 日 9:30 〜 19:00
土曜日 9:30 〜 17:00
日祝休

隣接するカフェ「サロン・ド・テ」
平 日:10:30 〜 19:30(L.O. 19:00)
土曜日:10:30 〜 17:00(L.O. 16:30)
日祝休

宇宙 渋谷 岩手

2018-11-16

今、渋谷ヒカリエ8Fのd47 MUSEUMが岩手になっています。


岩手県の観光をデザインの視点からみる展覧会
「d design travel IWATE EXHIBITION」開催中〜!なのであります。


『d design travel 岩手』号。岩手の魅力がぎゅっとつまった一冊。(私物。自宅で撮影)


おなじみ、わんこそばの東家さんブース。壮観。


光原社。


みんな大好き、くるみクッキー。


北ホテルの浴衣やルームキーってこんなに可愛いんですね。
泊まってみたくなりました。


一関にある有名なジャズ喫茶「ベイシー」。あこがれ。


「うるしぬりたしろ」田代淳さん。
金継ぎ(漆継ぎ)された器が美しくて、しばらく見惚れてしまいました。
こんなに美しくなれるなら、いっそ壊れてみるのもいいのかもしれません。

そして…

お世話になっているCyg art galleryさんのブース。
小さなギャラリーのようになっていて素敵です。
そこに若干悪目立ちしている「平凡」の文字…


なんと、青森の食いしん坊OLこと私が作ったzine、『平凡』と『カーテン百景』(グレーにピンクの紐)も展示していただいております。岩手のみなさま、渋谷のみなさま、お邪魔してます!

ちなみに上の緑の本は、私のアイコンを描いてくれたイラストレーター工藤陽之さんの本だよ、ヒューヒュー🍉

展示物に手を触れられないため、中を見ていただくことはできないのですが、雰囲気だけでも見てやってください。今ほそぼそと製本していますので(手作りなのです汗)、できたらお知らせしたいと思います。

 

岩手を感じられるいい展示でした〜。やっぱり岩手って独特な良さがありますね。おとなりの県なのに青森とは全く違う文化がどっしりと息づいているのを感じました。会場内には岩手のお土産が買える期間限定ストアもあります。同じ8Fにあるd47食堂では岩手定食も食べられますよ〜。
行くべし行くべし。

 

d design travel IWATE EXHIBITION
〜12/3(月)
11:00〜20:00(入場〜19:30)
期間中無休 入場無料
ヒカリエ8F d47 MUSEUM

 

※撮影許可いただいてます

蛍の光 第7回 「珈琲 カブト」

2018-10-21

茅場町「珈琲 カブト」

用事を足したあと周辺をウロウロしていて「おっ、喫茶店があるな」と思ったのですが、どうやらもう終わりのようです。

日本橋兜町に近いので「カブト」なんでしょうね。

いつ終わったのでしょうね。年季の入った終わり方です。ネットにはほとんど情報がなく、2015年3月に町歩きをした方のブログを見ましたが、その時すでに終わっていた模様。
どんな店内で、何がおいしかったのか、当時をうかがい知ることはできません。


「ブ」の濁点の置き所に特徴がありますね。


片付けようとして諦めた感が漂っています。
その気持ち、わかります。


カブトよ永遠(とわ)に…

 

おや、古いラジカセから蛍の光が流れてきました。カセットテープがのびているのでしょう、音が歪んでいます。それではそろそろ、おいとましましょうか。

 

第6回へ  第8回へ

Mステの階段を下りるとそこは何でも揃う「第一ストア」だった(学芸大学駅前)

2018-10-19

しょっちゅう行けるわけではないのですが、東京で過ごす時間は濃密で(私が予定を詰め込んでしまうせいもあるのですが)書くことが多くて追いつきません。

が、ぼちぼち書いていきます。

赤が眩しい町中華「二葉」を出たあと、学芸大学駅前をぶらぶら。マッターホーンでケーキとお珈琲いただこうかしらと思ったけれど混雑していて断念。ちぇっと思いながら駅へ向かっていると、下の方からなにやら妖気を感じる…

Oh…

工事中でしょうか…使っていない&入ってはいけないスメルがぷんぷんしますが、食料品なら何でも揃う!なんて言われたら行かないわけにはいきませんよね。

ミュージックステーションの階段は案外こんな感じかもしれません。
ちょっとカッコつけて下りてみます。♪テッテッテッテ〜


うわぁ…

階段を下りてすぐ左。
え、製麺所?鶏肉専門店?なんで「肉」だけ赤文字?なに?なに??

うっすらAMラジオっぽい音が聞こえてきますが、それ以外はしーん。食料品街としては使われておらず、倉庫的に利用している感じかな…

とビビりながら反対方向を見る。

おお、やっぱり物置的な感じじゃんね。
しかし煌々と蛍光灯がついているのはなぜ…。閉じられたカーテンの奥も気になる…。


かすかに人の気配を感じる…


じりじり…


ちょっとしか進んでない!笑
私のこのビビり方を見てください!これから頑張って写真を撮っていこうとする人の態度ではない!

お、お店…開いてますね…

ここは塩干物・乾物「松本商店」さん。

しかし…、聞こえるのはうっすらとしたAMラジオの音だけ。人の気配はすれども姿は見えないのであった。私がよく通る声で「こんにちは〜!」とでも言おうものなら逆に向こうが心臓マヒを起こしてしまうかもしれないと思い、そーっと通り抜けることにしました。

あとで調べたところ、ここは「鮭」がおいしいらしいです。切り身で売っていて、甘口と辛口があるのだとか。近所の人が家で焼いて食べるのにちょうどいいんでしょうね。貼り紙には、鮭が高いから値上げせざるを得ない旨が書いてありました。

ほかに、バーなどは営業しているようです。不動産屋もありました。「食料品なら何でも揃う」とまではいかないようでしたが、廃業というわけでもないので気になる方は行ってみてはいかがでしょうか。


下界から上を見上げる。


そしてふたたび見下ろす。
♪テッテッテッテ〜

(エンドレス)

赤が眩しい町中華「二葉」(学芸大学駅前)

2018-10-05

私のiPhoneの中の「東京行きたいところリスト」にずっと貼り付いていたお店にようやく行けました。

とんねるずの番組で紹介された時、その店構えを見て「これは…!!」と思いメモしておいたのです。肝心の内容はあまり記憶になく(「きたな美味い店」で三つ星を獲得したらしい)、覚えているのはタンメンがうまい、ということだけ。私はとにかく “ビジュアル系” なので、外観でズキュン!と撃たれたら最後、行くしかなくなってしまうのです。味はそれなりでもかまわない。とにかく直接お店を見たいわけです。

とある土曜日の午後2時すぎ。引き戸を開けて中へ入るなり、わ〜!けっこう混んでる。繁盛店なのです。まあ無理もないですよね、テレビや何かでさんざん取り上げられたわけですから。

キビキビよく動くお姉さん(私よりは年上かな)の顔を見るまで、私の心はタンメンと鶏の香味揚げ定食の間でゆらゆら揺れ動いていました。この二つは来る前から決めていたんです。テレビでも取り上げられこの店の顔とも言うべきタンメンか、はたまた雑誌で岡宗秀吾さんがすすめていた鶏の香味揚げ定食か。

さあ、どっち!!

ぐぅぅ、腹監督が「(鶏のほうにしなさい!)」と小声で訴えかけてくる。監督は白いごはんが食べたいらしい。仕方がないな。
「鶏の香味揚げ定食ください!!」

その後もお客さんがどんどん来る。お姉さんが「3時で終わりなんですけど…」と言いかけても誰も諦めず「大丈夫です〜」と言って着席する。あんまりゆっくりできなくても、食べたいんですね、ここで。オムライスたのんでる人結構いたなあ。人気なんだね。

 

はい、どーん!!
お時間いただきますって言われたけど、トイレ(注意!靴を脱いで上がるタイプ!)入ったりぼーっと店内見回してたらあっという間にきたよ。厨房とお客をつなぐお姉さんのオペレーションが見事なんだよねえ。みんな、3時で終わりって言われても、ここは料理が早く来るって知ってるから慌てなかったのかも。

で。

うまいんだなあ、これが!衣どうなってるんだろ? かりかりサクサクで香ばしいんですよ鶏が。その上にセロリやネギが香るさっぱりしたタレがかかってる。いいあんばい。わかる、これは2ヶ月にいっぺんぐらい定期的に食べたい感じの味。決して濃い味ではないんだけど、けっこうな盛りの白飯がどんどんいける。小鉢は奴、大根のお新香。それにスープ。スープ!こういうスープってさあ、正直そんなに…ってことが多いんですけど、スープもちゃんとうまい!これはうれしい。

完食後の写真も撮ればよかったなあ。私、それはそれはきれいに平らげました。満足。

ほかのお客さんは誰も私のようにキョロキョロしておらず、勝手知ったるなんとやらでウォーターサーバーから水を出したり漫画や新聞を読んだりしていて明らかに常連らしいそぶり。最初の入口は「とんねるず」かもしれないけど、その先には常連への道が続いているのかもしれない。だってメニュー制覇したくなるもん。あー、次は迷わずタンメンで!

食べ終えて、お客がひけた頃に撮りました。これでもまだ私の後ろ側の席は埋まっています。喫煙可なので近くで吸われると煙害を被りそうではありますが、こういう町中華は得てして「そういうもの」だから。


私が見たかった外観。最高です。

店のお姉さんが暖簾をしまおうとして一瞬出てきたんですけど「あっ、写真撮りますよね?」と言って待っていてくれました。ありがとうございます。ごちそうさまでした!

 

中華料理 二葉

12:00~16:00(夏期 〜15:00)
17:00~21:00
火休