赤が眩しい町中華「二葉」(学芸大学駅前)

2018-10-05

私のiPhoneの中の「東京行きたいところリスト」にずっと貼り付いていたお店にようやく行けました。

とんねるずの番組で紹介された時、その店構えを見て「これは…!!」と思いメモしておいたのです。肝心の内容はあまり記憶になく(「きたな美味い店」で三つ星を獲得したらしい)、覚えているのはタンメンがうまい、ということだけ。私はとにかく “ビジュアル系” なので、外観でズキュン!と撃たれたら最後、行くしかなくなってしまうのです。味はそれなりでもかまわない。とにかく直接お店を見たいわけです。

とある土曜日の午後2時すぎ。引き戸を開けて中へ入るなり、わ〜!けっこう混んでる。繁盛店なのです。まあ無理もないですよね、テレビや何かでさんざん取り上げられたわけですから。

キビキビよく動くお姉さん(私よりは年上かな)の顔を見るまで、私の心はタンメンと鶏の香味揚げ定食の間でゆらゆら揺れ動いていました。この二つは来る前から決めていたんです。テレビでも取り上げられこの店の顔とも言うべきタンメンか、はたまた雑誌で岡宗秀吾さんがすすめていた鶏の香味揚げ定食か。

さあ、どっち!!

ぐぅぅ、腹監督が「(鶏のほうにしなさい!)」と小声で訴えかけてくる。監督は白いごはんが食べたいらしい。仕方がないな。
「鶏の香味揚げ定食ください!!」

その後もお客さんがどんどん来る。お姉さんが「3時で終わりなんですけど…」と言いかけても誰も諦めず「大丈夫です〜」と言って着席する。あんまりゆっくりできなくても、食べたいんですね、ここで。オムライスたのんでる人結構いたなあ。人気なんだね。

 

はい、どーん!!
お時間いただきますって言われたけど、トイレ(注意!靴を脱いで上がるタイプ!)入ったりぼーっと店内見回してたらあっという間にきたよ。厨房とお客をつなぐお姉さんのオペレーションが見事なんだよねえ。みんな、3時で終わりって言われても、ここは料理が早く来るって知ってるから慌てなかったのかも。

で。

うまいんだなあ、これが!衣どうなってるんだろ? かりかりサクサクで香ばしいんですよ鶏が。その上にセロリやネギが香るさっぱりしたタレがかかってる。いいあんばい。わかる、これは2ヶ月にいっぺんぐらい定期的に食べたい感じの味。決して濃い味ではないんだけど、けっこうな盛りの白飯がどんどんいける。小鉢は奴、大根のお新香。それにスープ。スープ!こういうスープってさあ、正直そんなに…ってことが多いんですけど、スープもちゃんとうまい!これはうれしい。

完食後の写真も撮ればよかったなあ。私、それはそれはきれいに平らげました。満足。

ほかのお客さんは誰も私のようにキョロキョロしておらず、勝手知ったるなんとやらでウォーターサーバーから水を出したり漫画や新聞を読んだりしていて明らかに常連らしいそぶり。最初の入口は「とんねるず」かもしれないけど、その先には常連への道が続いているのかもしれない。だってメニュー制覇したくなるもん。あー、次は迷わずタンメンで!

食べ終えて、お客がひけた頃に撮りました。これでもまだ私の後ろ側の席は埋まっています。喫煙可なので近くで吸われると煙害を被りそうではありますが、こういう町中華は得てして「そういうもの」だから。


私が見たかった外観。最高です。

店のお姉さんが暖簾をしまおうとして一瞬出てきたんですけど「あっ、写真撮りますよね?」と言って待っていてくれました。ありがとうございます。ごちそうさまでした!

 

中華料理 二葉

12:00~16:00(夏期 〜15:00)
17:00~21:00
火休