日記

2020-04-18

スーパーで半額になっていたハバネロソース(中辛)を家に迎え入れてしまったことを今ごろ後悔している。私は辛いものが苦手だ。にもかかわらず買ってしまったのには訳がある。夜のファミレスに行きたいという理由だけで行ったファミレスの救いようのない味のピザがハバネロソースによって「食べ物」に変わった、という思い出が私にはあるからだ。(以下参照)

そんな救世主がスーパーの白いワイヤーのワゴンの中で「半額」のラベルを貼られ何本も窮屈そうにしていたら一本ぐらい助けてやろうと誰もが思うだろう。私も思いました。「ああ、あの時の救世主さん!どうぞ我が家へいらっしゃい。さあさあ、そこの座布団に座って、まずいピザでもいかが?」

とはいうものの、老人と暮らすこの実家に、かけるものなどありゃしない。ピザ買ってくりゃよかったな。まずいピザはどこに売っているんだろう。今から作るのもめんどうだ。買ってもらったおもちゃを帰りの車の中で開けてしまうような子供だった私が、買ってきたばかりのハバネロソースを試したくないわけがない。おーい、何かないのか。

安いおつまみチーズがあった。

ハバネロソースを小皿に出し、そこへチーズをちょんちょんとつけて食べる。

う…まい?うまいけど… あ、辛い…辛い辛い

足りなさがすごい。悪くはないが、おつまみチーズだけでは明らかに「人手不足」な感じがする。やはりもう少しちゃんとした料理にかけないといけない。肉や魚介、油と相性が良いと思うので、やはり無難にパスタやピザか。あれ、餃子もイケそうじゃん?ハバネロソースを使ったタレ。サラダのドレッシングにちょっと混ぜてもいいな。

などと考えると少し楽しいのである。後悔していたはずなのにね。