夜のヒトリーレストラン

2018-04-04

図書館の帰り、いつもならフードコート飯にするところですが、この日はなんとなくファミリーレストランを選びました。ファミリーじゃなくてごめんなさい。新人っぽい店員の女の子が「1番、おひとりさまご案内でーす!」と叫ぶ。ちょっとちょっと、声が大きいよ。

 

照明の色がおかしくて、補正してもこんな色。

トマトスパゲッティと、Sサイズのマルゲリータピザ。

積極的にまずいというわけではないのだけれど、ちっともおいしくなくて驚きました。自分で作ったほうがおいしいと思う。私は辛党ではありませんがハバネロソースに助けられました。ハバネロ味にしてようやく食べられる感じ。(このソース欲しいな)

いえ、味は重要じゃないんです。おいしいものを食べたかったらここには来ません。私が求めていたのは場所です。

本当は深夜のファミレスがベストなのですが、この日は平日20時半。田舎なので客はまばら。客の話し声、店員を呼ぶチャイムの音、食器がカチャカチャぶつかる音、皿の上でフォークをひきずる音、いらっしゃいませ〜。

ファミレスの環境音の中でおいしくない料理を機械的に口へ放り込みながら「なにも考えない」ことが最高なんです。その場に自分を紛れ込ませて無になれる。

無、無、無

無の世界から煩悩だらけの世界に戻ってきた時、わたしの脳裏には「青森にロイヤルホストができたら最高なのになあ」という考えが浮かんでいました。