Majiでhoeする5秒前

2018-04-03

この、腰の引けた写真を見てください。

犬、遠っ!
広角レンズの試し撮りも兼ねていたので通常より画角が広いということはありますが、完全にビビっています。ピンボケだし。

わたくし、犬は大好きでございます。できればどんな犬とも仲良くしたいと思っております。ですが、悲しいことに、町歩きをしていて見知らぬ犬に遭遇し吠えられる確率は9割。当然といえば当然かもしれません。彼らは番犬という位置づけで外飼いされているのでしょうから吠えるのも仕事のうちなのです。

目と目が合ったらミラクル。Majiで吠えられるまでに5秒の猶予があることを私は経験上知っています。彼らもすぐに吠えはしません。最初はキョトンとしています。「ん? なんだこいつは ?」とこれまでインプットされた視覚・臭覚・その他情報を総動員して「ああ隣のオッサンだな」とか「近所の悪ガキだな」とか判断して吠える吠えないを決めています。(たぶん)
登録情報のない者には容赦しません。不審者にロックオン!吠えまくります。はいはいはいはい、すいませんすいません、すぐにその場を立ち去ってもしばらく吠え続けます。たいしたものです。

上の写真はまさに、その5秒間に撮ったものです。
日曜の昼間、気持ちよく昼寝していたのでしょうね。起こすつもりはなかったのですが番犬ゆえの警戒心の強さでしょうか、私の気配は簡単に察知され彼は薄目をあけました。次の瞬間サッと立ち上がってファイティングポーズを取り「ワンワンワンワン!!!」飛びかからんばかりに吠えかかってきました。
はいはいはいはい、すいませんすいません。


ひとしきり散歩した帰り道。あの犬の家にさしかかりました。私はおそるおそる反対側を静かに歩き、


ミラーに映った彼を撮ることしかできませんでした。