なにでなにをどう撮っても、それなりにちゃんと「写ってしまう」この時代にあって、私は逆に「写らない写真」のほうに興味が出てきてしまった。当然の成り行きって感じもするけどね。ちゃんと写らない、ブレる、ピントが合わない、暗所に弱い、白飛びもひどく、色もなんかおかしい。とかね。そういう、リサイクルショップで500円で買えるようなカメラを通して世界を見たらどんな感じかなって。若い人がラジカセ新鮮〜!フィルムカメラ新鮮〜!っていうのとは訳が違うんだけど、足りなさって愛しいよな…などと思ったりもして。
ただの逃避かもしれないけど。
まあ早くカメラ買えよって話なんだけど。
でも、ちゃんと写るってことに力点置きすぎてたかもと思う。自分が撮りたいものが撮りたいように写ってたらいいわけだからさ。いや、自分でも意図しなかった瞬間が撮れるのも写真の醍醐味だよなあ。
むーん。
なんかほんと写真のことばかり考えてていやんなっちゃうな。だから時々本読んだりすると気持ちがいいんだよね。写真以外の言葉で満たされる感じがして。
さっさとカメラ買おうね。