それは2018年9月のことでした。
東京ミッドタウン・ガーデン内にある21_21 DESIGN SIGHTで行われていた「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」へ。
以下、開催概要より引用
21_21 DESIGN SIGHTでは2018年6月29日より、企画展「AUDIO ARCHITECTURE:音のアーキテクチャ展」を開催します。展覧会ディレクターには、独自の表現により、ウェブ、インターフェース、映像の分野で高く評価されている中村勇吾を迎えます。
私たちが普段なにげなく親しんでいる音楽は、音色や音域、音量、リズムといった様々な要素によって緻密にデザインされた構造物(アーキテクチャ)であると言えます。しかし、日常の中でその成り立ちや構造について特別に意識する機会は少ないのではないでしょうか。
本展では、ミュージシャンの小山田圭吾(Cornelius)が展覧会のために書き下ろした新曲『AUDIO ARCHITECTURE』を、気鋭の作家たちがそれぞれの視点から解釈し、映像作品を制作します。参加作家は、映像、アニメーション、ダンス、グラフィック、広告、イラストレーション、プログラミング、メディアデザインなどの領域を横断しながら、多彩な感性をもって新しい表現に取り組む9組です。展覧会のグラフィックデザインは、北山雅和(Help!)が手掛けました。
Wonderwall 片山正通が会場構成を担当したダイナミックな空間に、ひとつの楽曲と複数の映像作品を繰り返し再生することで、「音楽建築空間」の構築を試みます。
音楽、映像、空間が一体となった会場で、音楽への新鮮な視点を発見してください。
かつてFlipper’s Guitarのファンであり、その後のソロではCorneliusを推していた小山田派(?)の私としては行かないわけにいきません。(まあ「派」っていうか、小山田圭吾さんの作る作品が好きなだけなんですけどね)
使用曲はこちらのページで聴けます。
曲は延々ループ。それぞれの作家の映像作品が壁と床に映し出され、ここを通ることもできるし、壁際に設置された階段に座って鑑賞することもできます。
私はこの、UCNVさんによる「Another Analogy」がとても好きだと思いました。
水尻自子さんの「airflow」。ゆっくりなめらかな動きと思わぬ展開、頭の中が「ふにゅん」としてきて、なんだか心地がいい。色味も好き。調べたら、水尻さんは青森県十和田市ご出身とのこと。
大西景太「Cocktail Party in the AUDIO ARCHITECTURE」
ぱっと明るくなったので自分の手を入れ込んでみました。(イミフ)
ユーフラテス(石川将也)+ 阿部 舜「Layers Act」の仕組みを試せるコーナーがありました。黒字に白い線の模様が入ったフィルムを2枚重ねて動かすと、にゅーんとモアレみたいになるやつです。動画じゃないので伝わりづらくてすみません。仕組みとしては単純なんだけどね。こういうの5〜6歳当時の私に渡したら、ずーっと一人で遊んでたと思う。(これより小さいけれど、これのセットがショップで売られていたことを後で知りました…)
ギャラリー3へ移動。
「ヒロシマ・アピールズ展」を見学しました。
平和を呼びかけるキャンペーン。毎年一名のグラフィックデザイナー一がポスターを制作。
歴代のポスターがずらり。美術の教科書やデザイン本で見たことのあるものばかり。
※展覧会は終了しております。