夕焼け散歩

2018-04-27

これがしたくて、春を待っていました。

価値観のまったく違う人たちと顔を突き合わせ、こなせて当然の仕事を当然のようにこなし、怒鳴り声やお世辞や下品な冗談をうまくかわす術を覚え、毎日同じ苛立ち、毎日同じ疲労、毎日同じ疑問を感じながら、毎日同じ服を着て私は働いています。

この流れ作業のような日々に、小さなあかりを灯したくもなります。外へ出て歩き、草花や潮風のにおいをかぎながら、特別ではないけれど美しいものを見る。撫でてやれる犬もいなくなった今、これくらいしか私自身を癒す方法がありません。

 

好きな音楽や楽しいラジオを聞きながら歩いているとだんだんと気持ちを取り戻していきます。


自分が夕日になる方法を見つけました。