日記

2020-05-21

新型コロナ後の生活、私個人的にはそんなに変わってないんだなあ、これが。毎日ふつうに仕事行ってるし、帰りは一日置きぐらいにスーパーに立ち寄って食料とか買うし、夜8時以降は自分の部屋で好きなことをしているし。変わったのは週末遊びに行かなくなったことぐらい。

なんだけど、新しい習慣がひとつ増えてしまった。

飲酒。

胃を小さくしたせいであまりものを食べられなくなった母が「ちょっとお酒を試してみたい」と言い出し、ドラッグストアのチラシに丸をつけて渡してきた。缶チューハイ2種。ご所望のものを買ってきて冷蔵庫で冷やしておいたのだったが「これ一本飲むのは無理かも。分けて飲むわけにもいかないし、あなたにあげる」と言われ、仕方なく飲むことにした。(母は早めに寝てしまうので一緒に飲むという考えはお互いになかった)

私は日常的に飲酒をしない。県外の友人が遊びに来た時とか、友達と遊んだ時たまに飲みたくなったら飲むぐらい。

ある土曜の夜、どうせ次の日出かけられないし飲んじゃうか、と思って飲んでみた。チーズや生ハムをつまみに。そしたら驚きましたね。今時のチューハイっておいしいのね。アルコール度数5%の、レモンのやつ。あっさりして飲みやすいのでぐびぐび飲んだらフワーっと酔いが回ってたのしい。なんでもできそうな気がしてくる。

ってなにそれ。飲み始めの大学生じゃないんだから。まったく安上がりなもんよ。

父が正真正銘の下戸であり、その遺伝子を引き継ぐ者として期待を裏切らない体質を持って生まれたのであるが、少々飲める母とのハイブリッドというわけで、私も多少は飲めなくもない。けれど、若い頃ひととおり失敗もしてきたし、飲まなくてもやっていける質なので、「お酒のない世界で生きていく」と、どこかで決めてしまっていた。

だけど、こんなにおいしく感じるなら、週に一度、缶チューハイ一本ぐらいどうだろう、いいんじゃないの。もともと、飲まないくせに酒の肴は好きなのだ。それをちゃんと酒と一緒に味わえるというのも悪くないじゃない。

そうと割り切ってしまえば、お酒を選んだりつまみを考えたりするのはなるほど楽しいものだ。これがやりたくて酒好きな人たちは毎日がんばっているのか、とわかった。いいじゃん。