日記

2020-04-06

ゆうべ寝る前にアキ・カウリスマキの『過去のない男』を観た。

これは数ヶ月前にTSUTAYAの中古DVDワゴンの中から330円で救出したもので、買ってすぐ我が家のiMac(…10年ほど前のやつだ)のDVDスロットに入れてみたが、ジーコジーコ言いながら全く読み込まれる気配がない。挿入と排出を繰り返し、そのうち取り出せなくなくなったりしながら、数日後、また数日後と何度も出し入れしてみたがダメで、観れない映画を330円で買ってしまったナ…と思っていたシロモノである。

それが昨夜、「なんだか今日観れそうな気がする〜」と思い、スロットにインしてみたところ、すんなり再生が始まったというわけだ。

カウリスマキ作品はどれも嫌いになれない。彼の作品に通底している「愛さえあればなんとかなる(かもね)」という世界観にやさしく包みこまれるからだと思う。これを観て、誰も自分を否定する気にならないだろう。

当然のように他人を助ける善良な人々の慎ましい暮らし。ハンニバルと名付けられた優しい雌犬。イモを植え、次の年のことを考えて食べる分を決めること。寄り添い、待つこと。すぐそばにある幸せに気づくこと。

このタイミングでDVDが読み込まれたことも何か意味があるのかもしれないと思えるほどには、今の私にじゅうぶん沁みた。

まあ、国を動かしてる人たちの馬鹿さ加減には呆れますけれどもね。別に特別すごいことをやってほしいわけじゃないんだよ。余計なことやアホみたいなお金の使い方をせずに、ただ普通の感覚で、人の心が通ったことをしてほしい。生きるのに困ったことのない人たちが何を話し合ってもダメ。想像力がなさすぎる。こんなポンコツ政権を支持する人いまだに居るのかな。どうせ金に困らないジジイか自分で考えることをしない若者だけだろ。偉い人の後ろに隠れて死ぬまで安全に生きれたらいいね。

口が悪くなってしまったけど、これは私の日記だからいいんです。好きに書きます。

田舎にいるとまだ少し気持ちに余裕が持てるけど、都会の人たちは大変だね。助けになれること何かないかな。こっちもマスクはないけどトイレットペーパーなら有り余るほどに売られている。作れないものは買うよりしょうがないんだけど、自分で作れるものはどんどん作れるようになっておきたいな、と思う。もう少しあたたかくなったら母と土いじりしたいな。家庭菜園だけでご飯が食べられるようになったら、ずいぶん心強いだろう。