毎週楽しみに見ていたドラマが終わってしまったーーー泣
それがこれである
デザイナー 渋井直人の休日
公式サイト「イントロダクション」より
渋井直人(光石研)52歳独身。デザイナー。休日にはおしゃれな格好で街に繰り出し、レコード屋に訪れたり、カフェでまったりくつろいだりと自由を満喫。女の子からも受けがよく、こだわりのものに彩られスマートに生きている・・・ように見えるが、女性編集者、美大生、シンガーソングライター、インスタで知り合った女の子など、次々に現れるヒロインたちに玉砕。大御所イラストレーターには怒鳴られ、同世代のライバルには嫉妬したりと、冴えない場面も数多い。仕事も恋もまだまだ現役。渋井直人がおりなす、クスっと笑いながらも応援したくなるような、ちょっぴり切ない悠々自適な日常物語。
渋谷直角さんの原作はまだ読んでないんですけど、このドラマは配役も俳優さんも世界観も、なんといっても劇中に出てくる実際の飲食店のチョイスや、配置された小物、散りばめられたワード、ファッション、実際デザインされたものや業界の感じなど、内情をよく知る人が作ったようなリアリティがあり、気がきいていてツボ押さえまくり。
主演の光石さんがそもそも相当おしゃれな方ですからね。
ご自宅がすごいんです(2013年当時)
IDEE LIFE CYCLING Interviews | File No.016 光石研さん
私は本で見たんですけど、この自宅写真がオシャレすぎて正直引きました。誰にも真似のできないセンス。自分の好きなものをよく知っていて、それらを愛おしみながら丁寧に生活している様子が伝わってきます。
そんな光石さんと渋井さんがシンクロする部分も大いにあるこのドラマ。毎回ゲスト的に出演する役者さんが特徴的なキャラクターを演じこなし、レギュラー的に出てくるアシスタント役の岡山天音さんや渋井さん行きつけのオシャレ古書店店主を演じる池松壮亮さんも役に超ハマってて、こんな人いるいるー!感が炸裂。そして、可愛い女の子に渋井さんが勘違いして抱いた淡い恋心(下心?)が全然報われないっていう寅さん的展開に、見ているこっちが恥ずかしくなって「ウゥ〜〜〜!」と体をひねりながら赤面してしまうのです。
仕事ができてオシャレ、ちょっとイタいけど憎めなくてカワイイ渋井さんと仲間たちのドタバタ悲喜劇。えー、知らなかった、見たーい、っていう人もきっといますよね、
はい、そんな人はこちら!
デザイナー 渋井直人の休日
全12話が配信されているTSUTAYAプレミアムさんで見られる第1話。この回だけ誰でも無料で見られます。チェケラ!
ダッフル・チノパン・クラークス!トートバッグはLLビーン!
みたいな、渋谷系をひきずったままおじさんになってしまった横文字職業のあなた!顔が赤いですよ!
そして、最終話見るの忘れた〜!っていう人はこちら。
デザイナー 渋井直人の休日
TVer(ティーバー)さんで4月12日(金) 01:29まで無料で見られます。
過去、デザイナーが出てくるドラマというと、忘れもしない堤真一と深津絵里(敬称略)のドラマ…! お時間のある方はDVDを、お急ぎの方は「恋ノチカラ 缶コーヒー」で検索した結果を見てみてください。叫びたくなるほどダサいパッケージ!!
それと比べると(比べてはいけない)本当にすごいです。クオリティ相当上がりました。
脚本・監督の一人は「マザーウォーター」や「パンとスープとネコ日和」の松本佳奈さん。なるほどなあと思います。公式のSNSを見てみると、スタッフや現場全体もいい雰囲気だったんだろうなというのがうかがえます。
大好きなあの世界観をずっと見守りたかったな。
あーあ
これってもしかして、渋井ロス…!?!
「何かロス」になったことない私が渋井ロスを体じゅう感じてる…
CMで光石さん扮する“ゼニクレイジー”を見ても「渋井さん何やってんすか!笑」と思うし、オールスター感謝祭に出ている光石さんを見ても「あー、渋井さんあんなとこで苦笑いしてるよ」と思ってしまう。
渋井ロスはしばらく続きそうだし、光石さんを知り合いのようなあたたかい眼差しで見てしまっていて、そのうち「様」づけで呼んで崇め出しそうで私は私が怖いです。