私は見た! 今井麗「gathering」

2018-12-11

私にとって大切な一冊となった、植本一子さんの『かなわない』。この本を手に取るきっかけの半分ぐらいを占めたのが今井麗(うらら)さんによるトーストの表紙絵だったと言ってもいいと思います。本の顔、大事。

(これにくすんだ水色の帯がついて本当に素敵なのです)

なんてことはない絵のように見えて、なぜか惹きつけられる絵です。明るく軽やかで平凡なようでいて、かすかに感じる違和感。本をじっくり読んだあとも、この中身にはこの表紙で間違いがなかったと思え、絵も中身もより好きになりました。

会期は2018年8月24日〜9月6日。場所はnidi gallery。
私が東京へ行くタイミングと幸運にも重なり、見に行くことができました。

ステンレスシリーズ(?)がとにかく気に入り、ほぼそればかり写真に撮ってしまいました(許可いただいてます)。何をどう描くか、どこまで描くかをちゃんとわきまえている感じがするし、とにかくセンスが良くて「いいなあ」ぐらいしか声が出ませんでした。

肉やホワイトアスパラの絵は、お財布が許せば本当に欲しかった。

しかしながら私の寂しい財布で買うのを許されたのはこの作品集だけでした。
朝、安宿の窓辺に飾ってみました。「もの」としても美しく完成された一冊です。

みかけたら是非!

 

今日はいつも今日限り

2018-12-07

「平成最後の…」などと最近よく耳にするけれど、
毎日が最初で最後じゃん。

2018年12月7日は今日で最後。
おやすみ、今日の日。

八月の大館

2018-12-05

もう12月ですが、8月の大館・町歩きスナップ写真をどうぞ。


だまされないで


相模原のおばさんに似てるんだよなぁ


通るたびに「あ!(ここ入ってみたいんだった!)」ってなるけど、お腹が全然すいていないのだった…。


いい店構えですねえ。


おしゃれ。


地味だけど好き。


S.Iさんの長靴


好き…


ドライバー全員に着用を義務付け。

大館、結構何度も歩いてるんですけど、まだまだ撮れますねぇ。

よく学び、よく忘れ、私は懲りずにまた学ぶ。

2018-11-30

以前通っていた美術教室は今どうなっているんだろうと気になって検索してみたところ、ブログだけが残されていました。

美大合格者を掲載したエントリーは削除され、あろうことか私の拙いデッサンとコメントを紹介したページ(頼まれて自分で書いたんだけど)がトップに来てしまっていて、顔がカーっと熱くなりました。

 

フンフン、こんな真面目に描いていたんですねえ。

私が教室に通い出したのは2008年だと書かれてあり、おお、ちょうど10年前だったんだなあなどと懐かしむ余裕もなく、まあちょっとこれを見てくださいよ。

 

 

 

 

 

………
(言葉を失い、膝から崩れ落ちる音)

 

こんなのよく教室のHPに載せたよね。当時の私は「ヒッヒッヒ、面白いだろう」のつもりだったんでしょうよ。寒いよ。そういえば当時やっていたブログでもこれを面白おかしく紹介していました。寒い寒い。

でもこれを描いたのはマジです!正真正銘10年前の私です。しかも全然ふざけてないんです。教室へ見学に行った日、試しにクロッキー会に参加してみて〜!と言われ、わけもわからず、頭に汗をかきながら必死で白人男性を描いたもの、それがこれである。

子供の頃からそこそこ絵がうまいということになっていた私でしたが、大人になり、まったく絵を描かなくなって10数年経ってしまうと、小2の子が初めて見た少女マンガに出てくるカッコイイ男の子を真似して描こうとしたけどダメだった、みたいな絵になってしまうことがわかりました。まあ、元々うまいってわけじゃなかったってことなんだよね。

 

でも先生はすごいです。これを見て笑ったりしませんでした。
「(こいつぁ教え甲斐があるぞ…ポキポキ)」
と指を鳴らしたかどうかはわかりませんが、「大丈夫、描けます」と確かにおっしゃった。鉛筆の持ち方や線引きの練習から始まり、クロッキー、石膏デッサン、モデルさんを囲んでの人物デッサンと進み、

ちゃんと描けてるのかどうかはわからないけど、やっと人らしいものが描けるようになり、

アクリル絵の具も覚え、

目と手が連動して描くスピードも上がり、

受験生よりガッツがあると言われたりしました。

 

実に6年間通いました。距離的にも近いわけじゃなかったんですけど、雪の日も車で通いました。何がそこまで私を駆り立てていたのかよくわからないけれど、「描ける」って思いたかったのかな。デッサンをやってみたかったんですよね。ずっとコンプレックスとしてあったので。目に見えるものをそのまま紙に落とし込めるかどうかも試したかった。単純にものを見て集中して描くのは楽しかったしね。あと自分の感覚が間違っていないのか誰かに見てほしかった、っていうのもある。先生はそもそも現代美術の人だったんだけど、デッサンも超うまくて美大受験教育も長くやっているプロなので、感性が鋭く、鋭すぎるがゆえ多少言葉がきつく感じられる人も居たようだけど(泣いてしまう子もいた!笑)、私はズバっと言ってもらってありがたかったな。コーヒーとお菓子とおしゃべりの休憩タイムも好きだった。先生がかけるマニアックすぎる音楽も全く教室に合ってなくてサイコーだった。

…とはいえ、それ以来描いていないのが現実。見る目は養われたけどね。
なんとなく申し訳ない気持ちがする。描きたくなったら描くサ、と思ってもう4年も経ってしまいました。

 

そして私は今、また新たな先生の下で新たな勉強を始めています。(!!)

昔読んだ占いに「学業に縁があり、一生何かを学ぶでしょう」と書いてあったのを思い出します。一生何かを学ぶ、というのは何も学んでいないことと同じではないか、とも思えるのですが、いいのです。一生勉強。最高じゃん。

今やっていることは、これを絶対にモノにしよう、これをずっとやっていこうと思えるものです。不思議な縁としか言いようのないきっかけ、先生との出会い、様々な年齢の仲間にも恵まれ、自分の知らなかった面が浮き彫りになって今までにない充実感の中で学ぶことができています。

どうもこの偶然は偶然ではなく、
「今、わたしは“不思議”の中にいるなぁ…」
と思うことが多いので、きっとこのことは何年か後にじわじわ効いてきて、改めて書くことになるだろうと思っています。

学びの成果も発表できる時がきたら、みなさんにもお知らせしますのでお楽しみに〜。

不運な朝に福来る!? 巴裡 小川軒の「ふくろうキャラメルサブレ」

2018-11-26

ある朝の東京。

ずっと行きたかった喫茶店「ヘッケルン」の前まで行ったら改装していて、ヒー!どんだけ(運が悪いの)〜!と思ったらそもそも第二土曜日は定休日だったというオチ…

 

しょんぼりして新橋駅方面へ戻り、新橋駅前ビルへ。

平成も終わりの年とは思えない昭和感。

 

地下の「パーラーキムラヤ」へ行ってみたら「まだだよ」と言われてしまう。(土曜日だけ朝11:00からだってさ)灯りがついていて、いかにも開店中っぽいのに…
動揺で写真もブレる。動揺で看板も「キムーヤ」になる。

 

すっかり意気消沈して1Fへ戻り、
「ははは…ここに小川軒あるの、なんかウケる」と力なく笑った私がふらふらと入店して買ったのが、


この「ふくろうキャラメルサブレ」です🦉ホウホウ
目が合ってしまいました。

ココナッツミルクパウダーを使用したサブレ生地に、蜂蜜、生クリーム、ミルク、砂糖、バニラを使用した特製キャラメルクリームがサンドされています。(巴裡 小川軒サイトより)

二週間ぐらい日持ちするので地方に持ち帰るにも手軽でいいお土産になるね。縁起物が好きな年配の方にも喜ばれそう。可愛いだけじゃなくておいしかったです。

一応ちゃんとレイズンウィッチも買ったのでした。「小川軒のレイズンウィッチ」と一口に言っても代官山店、新橋・目黒店、鎌倉店と味が違うようです。新橋・目黒店のレイズンウィッチは要冷蔵で日持ちしないんだけど宿の冷蔵庫でキンキンに冷やしてスーツケースに入れ、青森に持ち帰りました。

それを食べた母「六花亭のより軽くて好き」だってさ。

 

「巴裡 小川軒」新橋店
平 日 9:30 〜 19:00
土曜日 9:30 〜 17:00
日祝休

隣接するカフェ「サロン・ド・テ」
平 日:10:30 〜 19:30(L.O. 19:00)
土曜日:10:30 〜 17:00(L.O. 16:30)
日祝休

私は見た! 山口はるみ×YOSHIROTTEN「Harumi’s summer」

2018-11-23

夏ぐらいから色々見に行ってるんですけど、

「イケてる写真を撮ってイケてるブログを書いて、それを見て面白そうと思った人が会期中実際に足を運んでくれたらいいな⭐️」

っていう、お前誰だよっていう大仰なことを考えてしまっていて、こういう記事って正しい情報を書かなきゃいけないし大量に撮った写真の中から選んで補正してアップしてレポートを書いて…んんん〜〜

とかやっていたら全然アップできずに時は過ぎ、「もういいゼ」という感じでやめてしまっていました。んですけど!ブログは自分のための記録でいいじゃん、と気がついてしまったので、今さらながら書いていきたいと思います。

というわけで、「Harumi’s summer」です。
2018年07月06日(金)~08月25日(土)
銀座グラフィックギャラリー(ggg)で開催されました。  

冒頭、私のブログを見て会期中に足を運んでくれたら嬉しい💛みたいなこと書いたんですけど、そもそもこの展覧会は最終日に見ました。

PARCOの広告で一躍有名になった山口はるみさんのエアブラシで描かれたイラストレーション。その後も活動は多岐にわたり、PARCOの広告に接してこなかった人でも「見たことある!」と思うのではないでしょうか。

入った途端別世界。その非現実感に他の人たちも「おお〜」みたいな。

プール(のように見えるもの)がどーん。

私と同世代かもっと上の、それっぽい職業のおじさん達と、いまどきのインスタ女子たちが写真を撮りまくっていました。

部屋をこんな風にしたい!と20代の私なら思っただろうな。

外はギラギラ猛暑だけど、ここは最高〜

アクリルに転写された山口さんのイラストは涼しさが増して素敵です。

カッコイイな〜

PARCOの広告が出た当時もセンセーショナルだったと思うけど、今この時代にもすごくマッチしていると思う。それは、この展覧会で山口さんとコラボした、今をときめくYOSHIROTTENさんの力でもあると思う。山口さん直々にYOSHIROTTENさんにお願いしたのだそう。結果をみれば明らかだけど、ほんと大正解でしたね。相性バッチリ。

会場には海外の方々や20代とおぼしきオシャレで可愛い女子たちもたくさんいて、みんな思い思いに写真を撮りまくっていました。どうディレクションされてもブレないセンスと強さが山口さんの作品にはしっかりと宿っているから、今でも色んな国の色んな世代に刺激を与えられるのだと思います。

地下の展示室。コラージュのように、ぶわー!

ん〜〜最高〜〜

良い〜〜

この本持ってます。

手前、24時間テレビの広告ですってよ!ピンクレディー!🍒

軽く調べましたところ、これは1978年に日本テレビ開局25周年を記念して放送された「24時間テレビ 愛は地球を救う」第1回の広告だとか。

ねぇ、ずっとこれでよかったんだよ、24時間テレビの広告。ずっと山口さんでいいじゃん!山口さんに依頼しなよ!Tシャツのデザインも山口さんがいいよ!!

 

山口はるみさんが描いた「Harumi Gals」を通して、女性の強さたくましさ美しさしなやかさを存分に感じられました。んもー、むちゃくちゃオシャレでカッコイイ!Galsの笑い声や話し声が聞こえてきそう。ディレクションもよかったなあ。過去の人として埋もれさせてはいけないし、山口はるみ作品の良さをぎゅっと凝縮して見せてもらってほんとに楽しかったです。2FではPARCOグランバザールのCMをエンドレスで流していました。それも良かったんですよねえ。当時は相当トガってたんだろうなって。

私はお会いできませんでしたが、会期中は山口さんご本人もたびたび会場に顔を出されていたそうです。若い人たちと写真におさまっている山口さんをインスタ等で見ることができます。今もエネルギッシュで素敵。

山口さんが私の両親よりも年上だなんて信じられない。
疲れた〜とか言ってる場合じゃない!Harumi Galsに笑われちゃう!